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定例懇親会 ご報告

〜 子ども食堂支援活動の進捗と、「AI活用」をめぐる意見交換 〜

定例懇親会 ご報告

〜 子ども食堂支援活動の進捗と、「AI活用」をめぐる意見交換 〜

先日、世田谷経営者連合会の定例懇親会を開催いたしました。今回は単なる懇親の場に留まらず、①十月から進めている子ども食堂支援活動の進捗報告、②「AI活用」をテーマにした会員間の 意見交換を議題として設定し、各社の取り組みや考え方について活発な議論が行われました。本報告書では、当日共有された内容を会員の皆様にご報告いたします。

1. 開催概要

  • 日時: 2026年6月30日(火)
  • 場所: 焼肉 千里(世田谷で50年続く老舗焼肉店/個室)
  • 主催: 世田谷経営者連合会
  • 参加者: 会員・ゲスト 約20名(世田谷経営者連合会 会員企業経営者ほか)
  • 議題: ①子ども食堂支援活動の進捗報告 ②「AI活用」をテーマとした意見交換

2. 子ども食堂支援活動の進捗報告

代表理事の石川より、先日の世田谷区社会福祉協議会訪問(視察報告書にてご報告済み)を踏まえた、今後の支援活動の進捗が共有されました。

  • 昨年度に会員の皆様から集めた基金(10万円)を、世田谷区社会福祉協議会を通じて振り込む予定であることを報告。
  • 7月23日(木)に、上馬の子ども食堂「世田谷食堂」を訪問予定。前回訪問時の残りの寄付食材等を届けるとともに、事前登録のうえ、子どもたちと一緒に食事をする交流の機会を設ける。 詳細は別途連絡。
  • 9月9日(火)にゴルフコンペを開催予定。今回集める会費(懇親会費に上乗せする形の少額の寄付分)も、これまでと同様に子ども食堂への寄付金に充当する方針を継続。昨年度は総額18〜20 万円程度の寄付を実施。
  • 世田谷区社会福祉協議会からは、車椅子・視覚障害・高齢者疑似体験(装具で80歳を体験)といった福祉体験グッズの無償貸出の提案があり、当会としての活用(体験イベントの企画等)を今 後検討していく旨を確認。

3. 「AI活用」をテーマにした意見交換

今回の懇親会では「各社でAIをどのように利用しているか/AIをどう見ているか」を共通テーマとして設定し、参加メンバーが順に自社の取り組みや考えを共有しました。主な発言の概要は 以下の通りです。

エンジニア組織のAI駆動開発(IT開発会社・森澤氏)

IT開発会社に所属する森澤氏からは、社内でClaude Codeを活用し、エンジニア1名が2名以上のパフォーマンスを出すことを目指した「AI駆動開発」に取り組んでいる旨が共有されました。

学生教育の現場で感じるAI依存のリスク(学生×企業共創事業・関根氏)

企業経営者と大学生が協働するプロジェクトを運営する関根氏からは、大学の教育現場で「大企業の事業開発部の質が落ちている」という声が聞かれる背景に、AIに頼りすぎて自分の言葉で 根拠を説明できない学生・社員が増えている実態があるとの指摘がありました。AIとどう共存し、根拠(エビデンス)を自ら確かめる姿勢をどう教育していくかが、今後の大学教育のあり方と して重要との考えが述べられました。

AI SaaS事業からリアルビジネスへの転換(人材関連事業・八並氏)

人材会社の役員を経て独立し5年目を迎える八並氏からは、AI SaaS事業に約数千万円を投資したものの事業化に至らず撤退し、現在は大企業や自治体との連携を軸としたリアルビジネスへ投 資をシフトしているとの報告がありました。AIによって自身の仕事が代替されていくことへの複雑な思いも語られました。

「選ばれる理由」を設計するLLMOという考え方(AI戦略PR事業・石川代表理事)

代表理事の石川からは、自社が取り組む「LLMO(AIに選ばれるためのロジック設計)」について紹介がありました。従来のSEOが検索結果での上位表示を目指す考え方であるのに対し、AIは悩 みや課題への回答として提示されるものであり、自社の強みや選定基準そのものをコンテンツ化してAIに読み込ませることが重要であるという考え方が共有されました。あわせて、社内の人 事評価や業務効率化にもAIを活用し、生産性向上につなげている取り組みも紹介されました。

AI時代の新卒採用トレンドの変化(学生向け人材サービス)

学生向け人材サービスを展開する参加者からは、AIの普及により、事務作業を担う理系エンジニア人材への需要が減少し、コミュニケーション能力や起業意欲の高い文系・体育会系人材への 需要が高まっているという「逆転現象」が起きているとの報告がありました。あわせて、自身が取り組む地方創生・経営者コミュニティの活動を通じて、子ども食堂の取り組みを全国へ広げ ていきたいという展望も語られました。

専門職の現場から見たAI(不動産・弁護士業界)

不動産業界の参加者からは、対面でのやり取りが重視される業界特性から、AI活用はまだ限定的であるとの声がありました。一方、弁護士業に携わる参加者からは、AIチャットツールを実務 の調べ物等で活用しているとの発言もありました。

4. 東京都の政策動向のご紹介(坂本雅志 都議会議員)

会員でもある坂本雅志氏(東京都議会議員/CRMコンサルティング会社経営)より、都政の最新動向について紹介がありました。

  • 東京都は令和8年度第2回定例会にて540億円規模の補正予算を決定。その半数以上を産業労働局関連の施策に充当。
  • EV(電気自動車)購入に対し、国・都合わせて最大150万円程度の補助金が受けられる制度を紹介。プラグインハイブリッド車も対象。戸建て住宅ではEV充電設備・太陽光発電設備への補助 もあり。
  • 60〜65歳以降のセカンドキャリア形成を支援する取り組みの必要性について言及。経営者としての知見を活かし、シニア層の創業支援・起業サポートに経営者連合会としても関わっていけ る可能性が示唆された。
  • 独居高齢者の孤立防止の観点から、地域における「シニアの居場所づくり」の重要性についても意見交換が行われた。
  • 都政運営の方針として「煩わしいことはデジタルに任せ、思いやりを人の手に」という考え方を掲げ、行政のデジタル化と対面支援のバランスを重視しているとの説明があった。

5. 今後の予定

  • 7月23日(木): 上馬「世田谷食堂」訪問・寄付金届、食事体験
  • 9月9日(火): ゴルフコンペ開催予定

6. まとめ

今回の懇親会では、子ども食堂支援活動の着実な進捗を確認できたとともに、「AI活用」という共通テーマを通じて、各業界・各社の取り組みや課題感を共有する良い機会となりました。AI の活用度合いは業種によって差があるものの、自社の強みをどう定義し発信していくかという視点は共通の関心事であることが確認できました。今後も定例懇親会の場を活用し、会員の皆様 と共に情報交換と地域貢献活動を継続していければと思います。ご関心のある方は、ぜひ事務局までお声がけください。